ウェインベルギナ

ウェインベルギナ(Weinbergina)は、古生代デボン紀に生息した化石鋏角類の1属。ハラフシカブトガニ類という広義のカブトガニ類に含まれ、真鋏角類として例外的に6対の脚をもつとされることが議論の的となる。ドイツのデボン紀の地層フンスリュック粘板岩(Hunsrück Slate)から発見される Weinbergina opitzi という1種のみによって知られる。

体はの背甲に覆われる前体と体節に分かれた後体からなり、終端は剣状の尾節が伸びる。全長10cmというハラフシカブトガニ類にしては大型で、既知最小の化石でも7cm以上に及ぶ。ハラフシカブトガニ類の中では唯一に付属肢の大部分が発見された種類である。

前体(prosoma)の背甲(carapace)は発達した半円形のドーム状で、左右は出っ張りが走り、中心は不明瞭ながら放射状のすじがある。一部の化石は背甲の出っ張りに複眼らしき痕跡があるが、確実でない。後体(opisthosoma)は外見上では10節が見られるが、実際には11節で、最初の体節は前体へ癒合したか、独立の背板を欠けていたと考えられる。残り10節はそれぞれ明瞭な背板によって表れ、背面のこぶは前7節でそれぞれ3つ、後3節でそれぞれ1つをもつ[4]。尾節(telson)は少し短い剣状で、三角形の断面をもつ。

付属肢(関節肢)は体の腹面にあり、全てが前体の背甲(鋏角と脚)と後体の背板(蓋板)に覆われる。最初の付属肢は鋏角で、小さく、詳細の構造は不明。鋏角の直後に数対の脚があるが、その数と構造は文献によって意見が分かれる。後体の腹面はおそらく6対(少なくとも3対)の蓋板(operculum)という積み重ねた平たい付属肢があり、それぞれの先端は刺毛が並んでいるが、分節や書鰓の有無ははっきりしない。

 



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